稲森アートプロジェクトグループは、稲森紀子という進行性の難病におかされた一人の女性が、こんな自分であっても残された時間の中で、世の中のためになるような活動ができないかと考え、立ち上げたアマチュアの芸術集団です。演劇、音楽、ダンス、和太鼓、美術絵画の5つのユニットが、人種、民族、宗教の違いを越えて、すべての存在が尊く、同じ地球に住まう地球家族であるという認識に立ち、争いのない平和な世界の実現を目指して活動をしています。
IAPGの上演演目 参加型プログラムこの作品は、大学生のマリアと洋介が夏休みに訪れた町、長崎で、江戸、昭和、現代という三つの時代わたって紡がれる奇蹟の物語です。この物語の舞台となる長崎は、キリスト教と深いかかわりがある場所です。信徒たちは長年の迫害を乗り越え、信仰を守り通しました。しかし、キリスト教の聖地となった長崎に、原爆が落されました。たくさんの人々の尊い犠牲によって、私たちは戦争の愚かさを学ぶことができたはずです。地球はひとつの「家」であり、そこに住む私たちはみな兄弟姉妹である、と考えるなら、国や民族や宗教が違っていても、私たちは、互いを尊重し合い、調和することができるのではないでしょうか。この作品は、いくつもの時代を生きた人々の物語を通して、いかに宗教などの違いを超えてゆけるかを伝える作品です。
詳しくはこちらこの作品は、ワールド・トレード・センターの近くに建つ教会を舞台とした、テロの救出活動で犠牲になった消防士と遺された家族の愛の物語です。愛する家族を失う悲しみは、どんな国の人であっても、等しく同じはずです。その視点に立ったならば、テロのような悲しい出来事は二度と起こらなくなるはずです。今もなお、世界各地で戦争やテロ事件などが起き続けています。互いに争い合うことではなく、人種、文化、宗教の違いを越えて、同じ地球に生きる仲間として、互いに尊重し、手をつなぎ合うこと。それこそが私たちが選び取るべき、地球の未来ではないでしょうか。このようなことを、この作品を通して、伝えてゆきたいと考えています。
詳しくはこちら私たちが伝えたいことは、ただ声高に「戦争反対」と叫ぶことではありません。命を脅かされることなく、愛する家族とともに、ただ平穏に暮らすこと。それは世界中のすべての人々に共通するささやかな願いではないでしょうか。その共通の思いに気づいていただきたい。そうすれば、互いを傷つけ合う戦争など、きっとなくなっていくはずです。憎しみや怒りではなく、平和への祈りを。それが私たちが伝えたいメッセージです。
詳しくはこちら(マイケル)ジャクソン・レーベルのプロデューサーをされていたJett Edwardsさんが、IAPGの理念に共鳴してくださり、「本当の神の思いを伝える新しいゴスペル(New Gospell)を作ろう」と提案していただきました。そして、Jett Edwardsさんとのコラボレーションで、コンセプトアルバム「UNIFICATION」が完成しました。
その中の3曲を基に構成したショートミュージカルです。それぞれが持つ違いや素晴らしさを互いに認め合いながら、世界中の人々が心から手を取り合って、ひとつになれるということを、ショートミュージカルを通してお伝えします。
詳しくはこちら私たち一人ひとりが、できることからまず始めませんか。
地球上にいるのは、ほとんどが平凡な人です。私たち一人ひとりの力は小さくとも、愛と平和を祈る思いとその行動が集まることで、一人の偉大な英雄の力よりも、遥かに大きなエネルギーとなって、世界を変えることができると思うのです。
私たち平凡な人たちが、ひとつになって愛と平和を訴えませんか。そのために、皆さまのお力をお貸しいただきたいのです。
そう、皆さまの出番です!“It’s your turn now ! ”
IAPGの作品に音楽劇「地球のこどもたちへ」というものがあり、「国や民族、宗教の違いを越えて、共に生かし合う世界を創りましょう」とい理念の下、オリジナル楽曲をストーリー仕立てにした作品です。その音楽劇に一般の方々も参加いただき、共に祈りを込めて歌いましょう、という企画が「アースチルドレン・プロジェクト」です。大きな災害に遭われた人々に国を越え、宗教を超え、手を差しのべることのできる人類が、民族や宗教の違いで殺し合うといった愚かな行為を止められないはずはありません。ささやかで平凡な幸せを守りたい、その思いに共感していただける一般の方々と共に音楽を通して、その祈りを世界中に届けたいと思います。
公演の最後に会場の皆さまと一緒に、「愛と平和への祈り」を捧げます。私たちを生かし育んでいる、この地球への感謝の思いとともに、よりよい地球の未来を子どもたちに残せますようにと、会場の皆さまと心を合わせて、お祈りしています。祈りには力があります。この祈りの思いは決して消えることなく、キャンドルサービスのように世界中に広がり、受け継がれていくのだと思います。
この地球が愛と平和で満ち溢れたものになっていくよう、私たちはこれからも歌い、祈りをお届けしたいと思っています。しかし、私たちだけでは、力が足りません。ひとりでも多くの方々の力が必要なのです。公演のフィナーレに、会場の皆さま全員と一緒に、愛と平和の思いを込めて、IAPGオリジナル曲「LOVE&PEACE」を歌っています。私たち一人ひとりが、その当事者となって、世界中に愛と平和への祈りを歌に乗せてお届けしましょう。
公演終了後、ご来場いただいたお客さま一人ひとりに愛と平和への祈りのメッセージをりんごのカードに書いていただきます。それらのメッセージを写真や動画で世界中の人々にお届けいたします。
ご来場者からのメッセージはこちら私たちの活動は、IAPGの理念に共感してくださった方々の善意の寄付によって支えられています。財政的な困難はありますが、世界の一人でも多くの方に愛と平和のメッセージを伝えてまいりたいと思います。どうかIAPGの活動に対してご寄付のお力添えを賜りますよう、心からお願い申し上げます。
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