(※英語公演時の動画です。)
江戸時代。キリスト教禁制下の長崎で、幕府の厳しい弾圧にも屈せず、人々は信仰の火をともし続けた。 おゆきもそんな隠れキリシタンのひとりだった。神父ジュゼッペの導き。親友おもととの語らい。信頼しあえる仲間と共にマリア観音に祈りをささげるときだけは、日々の苦労も報われるのだった・・・。
時代は流れて現代。大学生のマリアと洋介は、夏休みに訪れた長崎で、車イスの女性、リエと出会う。リエは不思議な能力を持つ女性だった。
ふたりはリエから、こう告げられるのだった。「あなたがたは、聖母マリアとご縁がある」と。興味を持ったふたりは、浦上天主堂に向かうリエと行動を共にすることにした。
リエの目的とは?聖母マリアとの関係とは?
そして、8月8日の午後8時。奇蹟の瞬間が訪れた―――。