ダンスユニット「アマテラス」
ダンスユニット「アマテラス」は女性だけで構成されたグループで、様々なジャンルのダンスを取り入れながら、IAPGオリジナル曲に振付をして踊っています。
新作「黄金色の地球(こがねいろのほし)」について紹介してください。
誰もが日々さまざまな問題に直面し、悩みや苦しみを抱えながら生きています。でも、もがいた分だけ人の痛みを知り、愛を知って優しくなれるのではないでしょうか。やがてその愛の思いが地球中に満ちていくとき、世界はひとつになれると思います。まだ人々は宗教の違いで争いを繰り返していますが、どの宗教の神様も、私たちに幸せになってほしいと願っているはずです。ですから、みんなで手を取り合って、黄金色に光り輝くような愛と平和に満ちた地球をつくりましょう、と呼びかけたいのです。
日本的な衣装、鈴、扇子について
日本から世界に発信したいという思いから、「和」のイメージの巫女衣装になりました。巫女とは古来、神に仕える者として、神楽という踊りで場を清め、神々の言葉を伝えていたのです。巫女のような凛とした、清純で穢れのない姿を、衣装でも表現したいと思いました。左手に持っている鈴は、凛とした音色でその場を浄化し、右手の扇子の動きで、人々の悲しみを胸に抱きとめたり、「愛に目覚めよ」と強く訴えかけたりしています。
歌と太鼓だけの演奏が特徴的ですが、どういう思いで演じていますか?
今回のように歌も太鼓も生演奏という試みは、私たちにとって初めての経験でした。すべての演者が心を合わせて、ひとつの作品を作り上げていく楽しさと難しさを感じています。鈴の音、扇子の動き、目線、表情、すべてにおいて気を抜くところはありません。かなりの集中力と緊張感がありますが、最高の舞をお見せできるようがんばっています。
この踊りの特徴は「和」だと思います。和というのは日本的という意味もありますが、一緒に演じている仲間との調和であり、見てくださる方々との調和でもあり、もっと言えば地球中の命との調和でもあります。自分の幸せだけでなく相手の幸せを願い、一人ひとり個性は違うけれども、お互いに認め合い、調和して生きていきましょう、という思いを踊りの中に込めて演じています。
その思いを感じ取っていただけたら、ぜひ皆様にも一緒に祈っていただきたいのです。一人ひとりの愛と平和への祈りは大きなエネルギーとなり、風に乗って地球中を包んで、地球は黄金色に輝くオーラに包まれていく。そのようなイメージを、皆様にも共有していただけたら嬉しいです。
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