愛して育てた宝物
寺田 美月
水彩
国を守るため、母や弟や妹たちを守るために僕は戦争へ行く
父はまだ帰ってこない
母が「行かないで、大事に育ててきたのは、そんなことのためじゃない」と泣いてすがった
僕はその優しい手を振り払った