稲森アートプロジェクトグループの各ユニットのリーダーから、今年一年を振り返った感想や来年の展望を聞きました。
中尾 潤(Mirai) <音楽ユニット統轄>
音楽ユニット”アースチルドレン”が2015年に発見したことは、「合唱には人と人をつなぐ力がある」ということでした。
IAPGの音楽ユニットのプリマヴェーラ、エリオン、グリーンインパルス、ラブハーモニーは、これまでは練習もパフォーマンスも別々に行っていましたが、2015年は新たなチャレンジとして4つのユニットが集まり、1つの大きな合唱ユニットとして活動を開始し、7月の「愛と平和の祈り 横浜公演」では音楽劇「地球讃歌」を上演しました。皆が集まって歌う合唱はとてもパワフルで、IAPGに新たな魅力が加わったのではないかと思います。
8月には、広島の6つの合唱団をお招きし、「愛と平和の祈り 広島合唱祭」を 開催しました。ステージでは、それぞれの団体が個性あふれる愛と平和のメッセージを発信するとともに、フィナーレではIAPGのラブハーモニーを含めて7つの合唱団約150名がステージに一緒に立ち、地球家族合唱団として「LOVE AND PEACE」と「LOVE SONG FROM HIROSHIMA」を歌いました。この地球家族の輪が世界中に広がっていったら素敵だなと思いました。
音楽ユニット”アースチルドレン”は、この「合唱の力」を活かして、2016年は「もっとたくさんの人たちと手を繋いでいきたい」と思っています。2016年の”アースチルドレン”にもご期待ください。
永井 雅 <劇団「オリオン」座長>
今年は、東京、横浜、広島、ニューヨークと、各地で公演を行い演劇を上演いたしました。お陰様で大変充実した1年となりました。今年も皆様のご支援、本当にありがとうございました。
この1年、劇団オリオンでは、演目として「The Firefighters 消防士物語」「マリアの祈り 〜ナガサキの奇蹟〜」「再会 〜REUNITED ヒロシマの誓い〜」を上演してきました。それぞれの劇は、ニューヨーク、長崎、広島と異なる土地を舞台に設定して、そこに様々な人達が登場します。
しかし、世界のどこに住んでいても、どういう人生を過ごしていても、同じ地球に生きているということには変わりありません。どの劇も「愛と平和の祈り」をテーマにしており、これらの劇を通じて、国が違っても、文化が違っても、宗教が違っても私たちはみな同じ地球という星に生きる兄弟家族なんだ、ということを感じていただければ幸いです。それが平和な地球へ向けた第一歩と感じています。
来年1月11日の神奈川公演では「The Firefighters 消防士物語」を上演します。
来年もどうぞよろしくお願いします。
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